西海市炭化センターは、老朽化した西彼クリーンセンター及び西海クリーンセンターの代替施設として建設された一般廃棄物の処理施設です。本センターでは、家庭、工場、事務所から排出されるゴミに加え、下水処理施設から排出される下水汚泥・し尿・集落排水汚泥・し渣を受入れて処理します。

  本センターは、廃棄物処理では一般的な焼却方式ではなく、環境負荷の低減に優れた炭化処理方式を採用し、ごみや汚泥を原料として有効活用し石炭代替燃料として利用可能な炭化物を製造し出荷しています。

西海市炭化センター施設全景

 本事業は、施設の設計、建設、運営を一括して民間事業者に委託するＤＢＯ方式が採用され、施設建設後の運営業務は株式会社グリーンコール西海が西海市から受託して業務を担当しています。

■事業化経緯

 平成24年08月  事業契約締結

  平成24年11月～平成27年6月 設計・建設業務

  平成27年07月～平成42年3月 運営業務

■ＤＢＯ方式とは…

 公共が資金調達を負担し、施設の設計(Deisgn)・建設(Build)及び運営(Operation)を一括して民間に委託する方式。

 これまでの公共事業では、自治体が施設の設計・建設・運営を担っておりましたが、本方式によって民間企業に一部裁量を委ねることで、より効率的な公共事業の運営がなされることが期待されています。